葬儀で使用されるポスターにはいくつかの標準的なサイズがあり、それぞれに役割とポスター代の相場があります。最も一般的なのはA1サイズ(594mm×841mm)で、これは大人の上半身がほぼ等身大で表現できる大きさです。祭壇の横や、入り口のウェルカムボードとして使用され、ポスター代の相場は2万円から3万5000円程度です。次に大きなA0サイズ(841mm×1189mm)は、広い斎場や社葬などで使用され、圧倒的な存在感を放ちます。このサイズのポスター代は、印刷面積がA1の2倍になるため、4万円から7万円程度になることが一般的です。逆に、少し控えめなA2サイズ(420mm×594mm)は、小規模な家族葬や、受付のテーブルの上に置くのに適しており、ポスター代は1万円から2万円程度と比較的リーズナブルです。設置場所に応じたサイズの選択は、ポスター代のコントロールにも繋がります。広い会場に小さなポスターを置くと寂しい印象を与えてしまいますし、狭い家族葬ホールに巨大なポスターを置くと圧迫感が出てしまいます。葬儀社の担当者は、式場のレイアウトに合わせて最適なサイズを提案してくれます。また、ポスターの枚数も費用に影響します。メインの大きなポスター1枚に加え、思い出の写真を散りばめたコラージュポスターをサブとして設置する場合、2枚目のポスター代は割引になるケースもあります。また、設置方法についても、イーゼル(三脚型のスタンド)で自立させるのか、壁に貼り付けるのか、あるいは祭壇のデザインの中に組み込むのかによって、パネルの加工方法が変わります。イーゼルを使用する場合、倒れないように重しをつけたり、風で飛ばされないような補強が必要になるため、これに伴う設営費がポスター代に含まれることがあります。さらに、最近ではポスターを複数枚制作し、葬儀の進行に合わせて(通夜と告別式で)差し替えるといった演出もあり、その場合は内容ごとにポスター代が発生します。サイズと枚数、そして設置方法。これらを葬儀社と綿密に打ち合わせることで、予算内でも最大限の効果を発揮するメモリアルポスターを制作することが可能です。ポスター代の明細をチェックする際は、サイズ(A1なのかA2なのか)と、加工方法(パネル貼りなのかフレーム付きなのか)を確認し、それが会場の規模に見合っているかを判断基準にしましょう。